施工マニュアル
CP型枠施工の流れ
根切り
根入れ深さは土質により35cm、かつ擁壁高さの15/100、45cmかつ20/100の規定がある。
地 業
栗石地業の上に捨てコンクリートを打つ。表面には墨出しを行う。
配 筋
スラブ筋、壁縦筋ハンチ筋を組立てる。(かぶり厚さは6cm)せき板を取付ける。
コンクリート打ち
基礎スラブのコンクリート打込み。強度は21N/mm2スランプは15cm。
CP型枠の組積
縦遣方にならい、CP型枠(1段目はハンチ用)の組積みを行う。目地モルタルの強度は24N/mm2。
配 筋
CP型枠の組積時に壁横筋を配置する。(かぶり厚さはシェルを除き正面側3cm、背面側4cm)
型枠の組立て
ハンチ・屈曲部及び端部にはせき板を取付ける。取付け前には掃除をする。
コンクリート打ち
CP型枠を養生してコンクリートを打込む。強度は21N/mm2、スランプは18cm。
透水層の設置
水抜きパイプは壁面3m2に1個、フィルタを取付けた後、透水層(シート又は裏込石)を設ける。
埋戻し
コンクリートの強度が発生した後、発生土または砂質土で埋戻しながら転圧をする。
完 成
地表面の不陸をとり、良質土をまきかけ締固める。
注 意
屈曲部(角度60°~120°)は、背面を1辺50cmの長さの2等辺三角形の大きさでコンクリート補強をする。伸縮目地は20m以内ごと、屈曲部周辺の1辺、擁壁の大きく変化する個所に設ける。
*施工は国土交通大臣認定の「CP型枠擁壁築造仕様書」に基づいて行ってください。
*CP型枠擁壁の断面形状は構造計算によって安全を確認してください。